海外旅行の際、自由行動でいろいろな都市を周遊したいけど「組み方がわからない!!」とお悩みではないでしょうか。
実は、この記事で紹介する「海外周遊旅行の個人手配の仕方」を実践すると、誰でも簡単に魅力的な旅行プランを組み立てられるようになります。
なぜなら、僕も旅行会社で働いている中で実践し、日々お客様に「相談してよかった」と言っていただける旅程を組み立てることができているからです!!
この記事では、特に周遊旅行のニーズが高く、組み立てが難しい、ヨーロッパの周遊旅行を例に解説をしてみたいと思います。
記事を読み終えると、今後旅程の組み立て方に大きく悩むことはなく、効率的で満足の行く旅程を組み立てる第一歩を得ることができます。
効率を左右する「旅の要素」
まず少し前提となるようなお話からさせていただこうかと思います。
突然ですが、旅行の構成要素って何でしょうか?
- 飛行機
- ホテル
- その他パーツ
- オプショナルツアー
- 鉄道などの移動
- 送迎
これらの中で特に「旅程」を左右する部分は以下の以下の3つになってきます。
- 飛行機
- 鉄道などの移動
- オプショナルツアー
今回は上記3つの「旅の要素」が、効率的な旅を作るのに大きく影響してくる、というお話です。
実は簡単!海外周遊旅行の個人手配3つのコツとは、、、
個人手配はコツさえ掴めば簡単なのです!
なぜなら、効率的な旅程を組むのに習得すべきコツはシンプルで、以下の3つに絞られるからです!
- 最初の滞在都市と最後の滞在都市を決める
- 次の都市に鉄道で移動すべきか、飛行機で移動すべきか見極める
- オプショナルツアーをうまく活用する
では、上の3つのポイントを押さえた上で、いかに周遊旅行の旅程を組んでいくのか、理由と例を交えつつ解説をしていきたいと思います!
コツ1:最初の滞在都市と最後の滞在都市を的確に決める
最初と最後の滞在都市を「的確に」決めるというのが、最初の第一歩となります。
ただし、実際にどの航空券を選ぶかは、コツを掴めば簡単ですが、慣れないうちはなかなか一筋縄に行くものではないのも事実です。
なので、この記事では
航空券選びの前段階、ルート作成のポイント
をかいつまんで説明し、航空券選びの詳細は別の記事で解説したいと思います。
■世界地図を見て、自分が行きたい都市の位置関係を把握する
例えば、ロンドン、パリ、バルセロナを一度出回りたいという旅行を組む場合、、、
■それらの都市をできるだけ効率の良い一筆書きで繋いでみる
最初と最後の滞在都市を選ぶ段階で、最も意識していただきたいのは、一筆書きの旅程で繋げられるところでチョイスするということです。
なぜなら、一筆書きの旅程は移動距離が短くできて最も無駄がないからです。
ただ、一筆書きと言っても、「効率の良い一筆書き」と「効率の悪い一筆書き」が存在します。
ロンドン→パリ→バルセロナの順番で組むと最も効率的だと言えるでしょう。
ロンドン→バルセロナ→パリの順で組むと、たしかに往復直行便で組むことはできますが、飛行機移動の区間が2区間もできてしまいます。
■基本的にはその一筆書きの端と端が「入り」と「出」の都市になる
※直行便を必ず使いたいとかであれば少し順番を変更する必要があります
実際一筆書きの流れを作れない旅程だと、移動距離が長くなって無駄な移動、無駄な時間が生まれてしまう。
あまりにも離れすぎていて「ここの都市を組み入れると一筆書きは無理!」というところは「次の旅行で行くことにしよう!!」というように割り切ってしまうのもポイントの非常に有力な策です。
出張で「どうしてもこの3都市をこの順番で回らないといけない」という場合でない限り、また、「どうしても往復直行便の旅行が良い!!」という場合は、「バルセロナは次の機会に回す」という割り切りも必要になってきます。
「入り」と「出」の都市を同じにする必要はない!!
ここで実際に仕事をしていて、誤解しているお客様が多いなと感じる点について触れておきます。
「入り」と「出」の都市を同じにしなければならないと誤解している方が結構いますが、必ずしも「入り」と「出」の都市を同じにする必要はありません。
なぜなら、「入り」と「出」の都市を別のところにしても、往復扱いの航空券になるからです。
往復の航空券にしなければ料金がめちゃめちゃ高くなるというのは事実
で す が、
「入り」と「出」の都市を別にしても往復扱いの航空券にできるのです。
この知識は、効率の良い周遊旅行を組む上で非常に重要ですので、必ず頭に留めておいてください!
先程も書いたとおり、航空券選びは非常に重要、かつ最も確認すべきポイントが多い部分になってきます。
周遊航空券手配のポイントについては後日、改めてそれ専門に詳しく解説する記事を書きたいと思います。
しばしお待ちを、、、m(_ _)m
コツ2:次の都市に鉄道で移動すべきか、飛行機で移動すべきか見極める
次の都市に移動するとき、鉄道飛行機にしたほうが時間短縮になるのか、しっかりと見極めましょう。
鉄道で移動したほうが飛行機で移動するより効率のいい部分があるためです。
飛行機の移動は、宿泊ホテルから空港へ移動する時間、そして、次の都市到着後、空港から市内へと移動する時間をそれぞれ考慮しないといけないからです。
実際、鉄道で5時間を超える移動になるときは、飛行機移動にしてしまったほうが効率がいいです。
例えば、バルセロナ→マドリードの移動で見てみましょう!
このように、列車で4時間を切るような移動の際は、飛行機を使うより列車を使ったほうが、楽に効率よく移動できます。
やはり、短時間であれ飛行機内で低い気圧にさらされている時間があると疲れちゃったりします。
コツ3:オプショナルツアーをうまく活用する
個人で行きづらい観光スポットは、必ずオプショナルツアーをうまく活用しましょう。
自分の行きたい観光スポットが割と田舎で、その地殻にどこか拠点なりそうな大都市はないかを確認してください。
オプショナルツアーとは、「現地発着の小旅行」のこと。
「旅行」という大きな枠の中に含まれる、文字通り「小旅行」なわけです。
オプショナルツアーはそのツアーに参加するお客様専用に車を手配し、公共交通機関では回りづらい場所同士を効率よく繋いでくれるというものが非常に多く、時間短縮になり無駄を省いてくれることが往々にしてあるからです。
実際に、公共交通機関の発達していない田舎の方面の観光スポットは、オプショナルツアーをうまく利用しなければ回れないことがほとんどです。
例えば、ミュンヘン発着でノイシュヴァンシュタイン城とヴィース教会とリンダーホーフ城をめぐるオプショナルツアー
ノイシュヴァンシュタイン城単体であれば比較的ハードルはまだ低いかもしれません。
しかし、上記のように、ヴィース教会やリンダーホーフ城など、田舎のもっと行きにくい場所が入ってきた瞬間、ものすごい労力です、、、
南フランスやスペインの田舎、南イタリア方面も、同じく公共交通機関では非常に回りづらいところとなります。
そういうところでは、オプショナルツアーの代わりにレンタカーを手配するという応用技術もあったりします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したコツは下記の3つ!
- 最初の滞在都市と最後の滞在都市を的確に決める
- 次の都市に鉄道で移動すべきか、飛行機で移動すべきか見極める
- オプショナルツアーをうまく活用する
これらを意識していただければ、個人で周遊旅行を組む際にも、比較的効率の良い旅程が組めるようになるのではないかと思います。
簡単と言いましたが、何事にも「慣れ」は必要なので、慣れるまでは旅行会社や、詳しい人に聞いたりしてヒントをもらう、答え合わせをしてもらうなどをしてもいいかもしれません。
また、旅行を組み立てるのには、「慣れ」とともに「知識」も少しは必要になってきます。
ぜひ、たくさん個人で旅行をして、時には失敗もしながら効率の良い旅を目指してみてください!!
旅行を組み立てる上で、「こういうことが知りたい!」という部分があったら、コメントなどで教えていただけると嬉しいです。
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